悪玉コレステロールと善玉コレステロールの違いを解説します!

悪玉コレステロールと善玉コレステロールの違いは何?

脂質であるコレステロールは、90%が水分を占める血液に溶け込むために、皮で包まれています。この皮を「リポたんぱく」といいます。リポタンパクに包まれたコレステロールは、分離することなく、血管内を流れることができるのです。
このリポタンパクとコレステロールが結合するときに比重に違いができますが、その比重の違いにより、「高比重リポたんぱく」「低比重リポたんぱく」「超低比重リポたんぱく」「カイロミクロン」の4つに分類されます。

どれも、聞き覚えのない難しい言葉ですが、高比重リポたんぱく(HDL)は「善玉コレステロール」、低比重リポたんぱく(LDL)は「悪玉コレステロール」と呼ばれているものです。
高比重と低比重の違いは、含まれるたんぱく質の比重の違いによるもので、たんぱく質の比重が高いのが善玉コレステロール、比重が低いのが悪玉コレステロールです。

善玉コレステロールも悪玉コレステロールも同じコレステロールですが、両者の働きは全く異なります。
善玉コレステロールには、過剰になり血管壁に付着したコレステロールを肝臓まで回収する働きがあります。
一方の、悪玉コレステロールは、過剰になると動脈壁に侵入し、動脈硬化を引き起こす原因となります。悪玉コレステロールが増え動脈硬化が進行すれば、狭心症や心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞などの脳疾患のリスクが高まります。

このように、コレステロールはその比重の違いにより、血管に及ぼす影響が全く正反対となるのです。
であれば、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やさなければなりません。
私たちの身体を構成する60兆個とも言われる細胞に必要な細胞膜や、胆汁酸やホルモンを作る原料として、コレステロールは大切な働きをしており、一定量は必要な成分です。

コレステロールの約60%は肝臓や小腸で生成され、残りの40%は食事の摂取によるものです。
悪玉コレステロールが増えてしまう主な原因は「食事」です。コレステロールの高い食事を続けることで、悪玉コレステロールは増加します。
一方、善玉コレステロールが減ってしまう主な原因は「運動不足」と「喫煙」です。一定量を超えないようにコレステロール値をコントロールするためには、中性脂肪と同様、生活習慣の改善が必要なのです。