DHAとEPAはコレステロールに効果があるの?

DHAとEPAはコレステロールに効果があるの?

動脈硬化が加速する原因の一つに「コレステロール」があります。
血液中のコレステロールが増えるにつれて、血管が硬化し、また、余分なコレステロールが血管壁に貼りつき、血栓ができやすくなることで動脈硬化が進行します。

DHAとEPAは血管壁に蓄積し、血栓を作る原因となる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす効果に加え、悪玉コレステロールを回収して、肝臓に戻す役割を果たす善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす効果もあるのです。
悪玉コレステロールが減り、善玉コレステロールが増えれば、同時に、中性脂肪値も改善されます。
であれば、DHAとEPAを積極的に摂取する必要があります。

DHA・EPAは必須脂肪酸で、体内では作ることができないため、食事などから補わなくてはなりません。
必須脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分類され、DHA・EPAは、不飽和脂肪酸の中の「n-3系不飽和脂肪酸」に分類されます。n-3系不飽和脂肪酸は、細胞膜の材料となる物質で、LDLコレステロールや中性脂肪を減らし、血栓を防ぎ動脈硬化を予防してくれます。
同じ不飽和脂肪酸には、「n-6系不飽和脂肪酸」と呼ばれるものがありますが、こちらはコレステロールを下げると同時に、HDLコレステロールも減らしてしまいます。
「n-3系不飽和脂肪酸」は、LDLコレステロールを低下させてもHDLコレステロールは維持できるという、優れた特徴があります。

サンマやマグロなどの青魚に多く含まれているDHAとEPAですが、厚生労働省が推奨するDHAとEPAの摂取量は1日1,000mg。
これを実際の魚に換算するとクロマグロの刺身8人前に相当します。
また、お刺身など生魚で摂れるDHAとEPA量を100とした場合、焼魚・煮物でおよそ20%、揚げ物にすると半分の50%も減少します。
そこで、有効なのが、DHA・EPA配合のサプリメントです。サプリメントであれば、1日1粒から数粒程度で1日の目標摂取量を達成することができます。
このように、サプリメントでコレステロールを改善することは手段としては有効です。しかし、コレステロールの40%は食べ物からの摂取により作られているのです。自分自身の食生活がコレステロール過多になっていないか、もう一度見つめ直してみることが何よりも重要です。