今注目のLH比とは

今注目のLH比って何?

血液中の悪玉コレステロールが過剰になると、血管壁の内膜に蓄積し、動脈硬化を進行させる原因になります。
また、一方の善玉コレステロールには、過剰になった悪玉コレステロールを回収する働きがあります。
これら「悪玉コレステロール(LDL)」と「善玉コレステロール(HDL)」の値を把握することは、自身の健康状態を把握する上で非常に重要です。
コレステロール値は血液検査でしか測定することができないため、健康診断や人間ドッグなどは積極的に受ける必要があるといえるでしょう。

さて、2015年現在、コレステロールの基準値(正常値)は、悪玉コレステロールが「72〜178mg/dl(男性)」、善玉コレステロールが「40mg/dl以上」とされています。
ですが、最近はこれら個別の値ではなく、「LH比」と呼ばれるものが重要視されています。
LDL値とHDL値を別々に捉えるのではなく、両者のバランスが重要とされており、LH比はその目安となる値(比率)として注目されています。

注目されている背景には、LDLコレステロール値もHDLコレステロール値も正常値の範囲内であるにもかかわらず、心筋梗塞を発症したという患者数が非常に多いことが判明したことにあります。

LH比は「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」の計算式で求められます。
例えば、LDLコレステロール値が150mg/dlで、HDLコレステロール値が50mg/dlだとすると150÷50=3でLH比は「3.0」となります。
LDLコレステロール値150mg/dlもHDLコレステロール値50mg/dlどちらも、正常値の範囲内で問題はありません。

ところが、LH比が3.0というのは、実は動脈硬化がかなり進行した状態なのです。
LH比は2.0以下が基準値で、それ以上になると動脈硬化を起こしやすくなると言われています。
また、2.5以上になると心筋梗塞などのリスクが高まると言われています。
反対にLH比が1.5以下であれば、血液はサラサラで血管内は綺麗な状態であるとされています。

多くの病院では、LH比の目安として、「他の病気がない場合は2.0以下に」、また「高血圧や糖尿病がある場合、もしくは、心筋梗塞などの病歴がある場合には1.5以下に」することを推奨しています。

LH比はLDL値とHDL値の両方が分かれば、自分でも簡単に計算できます(LDL値÷HDL値)。
まずは、自身の検診結果表に今一度目を通し、コレステロールを見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか?